[技術トピック] X-Linux USBブータブルドライブの作成~VDX3-6754での起動

起動可能なUSBドライブは、Linuxをインストールまたは試すための最適な方法です。 このトピックではX-Linux USBブータブルドライブの作成方法を紹介します。

X-Linuxとは?

弊社では組み込みLinuxを使用したプロジェクト/製品がいくつかあり、エンジニアはそれをX-Linuxとして作成しています。
これは弊社お客様が組込みLinuxの開発を開始するためのものです。
X-Linuxは2002年から保守および改善を継続しています。
バグは修正されており、お客様は組込みLinuxプラットフォームのセットアップをすることなくLinuxアプリケーションを使用できます。
完全なドキュメントとツールチェーンは提供していないため、開発者は必要に応じて手動で修正する必要があります。

X-Linux 機能リスト:

  • 64Mバイトのメモリを搭載したVortex86SX/DX/MXシリーズで実行可能
  • 必要ストレージスペースはたった10MB
  • Vortex86SX/DX/MXシリーズで起動するのに必要な時間はPOST後わずか10秒
  • EXT2/EXT3 ファイルシステム サポート.
  • read-onlyファイルシステムでの稼働(tmpfsを使用してフラッシュストレージの書き込みを減少).
  • VGAがないデバイス向けにシリアル・コンソールのサポート
  • FTP, TELNET, WWW serverを含む
  • DHCP client サポート
  • NFS サポート
  • SSH サポート
  • USBマスストレージ, USB キーボード/マウスサポート
  • NTP client サポート

X-Linux USB ブータブルドライブの作成

  • ターゲットデバイス: Vortex86 SBC – VDX3-6754
  • 使用OS: Windows PC
  • 手順
    1. Rufusを使用してFreeDOSブータブルUSBフラッシュドライブを作成する
      (FreeDOSブータブルUSBフラッシュドライブの作成は、ブータブルFreeDOS USBフラッシュドライブの作成をご参照いただけます.)
    2. X-Linuxを次のリンクからダウンロードする: http://www.dmp.com.tw/tech/os-xlinux/xlinux-5.7-makebootfat-dx.zip.
    3. ダウンロードしたxlinux-5.7-makebootfat-dx.zipを展開し、imageディレクトリ下の4つファイル全てをブータブルFreeDOS USBフラッシュドライブにコピーします
    4. USBフラッシュドライブには次のファイルがあることになります: bzimage, loadlin.exe, autoexec.bat and ramdisk.gz
      content_files
    5. 上記手順の後、USBマスストレージにはブータブルFreeDOSと以下のファイルがあります:
      USB_contents
    6. X-LinuxのためにVortex86 SBCをUSBフラッシュドライブから起動します
    7. デフォルトusernameは root 、デフォルト passwordはpasswordです
      x_linux_boot_screen

    上記手順の後, VDX3-6754上でZ-Linuxをブートさせることができます。

    VDX3_6754

    vdx3-6754の主な機能:
    • DM&P SoC Vortex86DX3-1GHz
    • 1GB / 2GB DDR3 オンボード
    • 4S / 2U / VGA / LCD / LVDS / LAN / LPT / Audio / 16GPIO / SATA
    • 動作温度範囲: -20 ~ +70°C / -40 ~ +85°C (オプション)

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参照: