この記事ではユーザが Windows PC で BIOSにリモートアクセスしたい場合について紹介します。
準備:
- Windows PC x1 台 (ここでは、64-bit Windows 11 PC)
- EBOX 小型 PC (RS-232 port) x1、 EB-3362-C2G2
- Putty ユーティリティ (Windows バージョン) https://www.putty.org/ からダウンロード
- 変換ケーブル x1 pcs. (RS-232 DB9 メス シリアルアダプタ to USB ケーブル)
操作ビデオ : https://youtu.be/PREEeLDn5rA?si=mzJqDJkh6NSz0yhq
EBOX BIOS 設定
BIOS メニューに入り(電源投入後、DELキー) → Advanced→Remote Access Configuration → Enabled に設定する。
- DELETE キーを EBOXのブートアップの際に押し BIOSメニューに入ります。
- Advanced → Remote Access Configuration
- Remote Access を Enabled に設定、 F10 を押して保存、そして BIOSから出ます。
Windows PC への Putty インストール
- putty-64-bit-0.78-installer をダウンロードします。
- "Next" を クリックして続けます
- デフォルトのフォルダを使用するか、それとも他に変更するかして “Next" を クリックして続けます。
- "Install" をクリックして Putty ファイルをインストールします。
- インストールのプロセスが完了したら "Finish" をクリックします。
Windows PC から EBOX 小型 PCへのリモートアクセス
- EBOX (RS-232) を Windows PC(USB)に変換ケーブルで接続します。
- Wndows キー + X を押してクイックリンク・メニューを開きデバイス・マネージャーに移動します。
- ポート(COM と LPT) から新しく接続された COM ポートを見つけます。ここでは COM3として認識されています。
- 次に Putty を起動し、Connection type に "Serial" を設定します。
- Serial line を COM3、Speed を115200 に設定し、Open をクリックします。
- ハイパーターミナルのスクリーンがポップアウトし、EBOX の ブートアップ・メッセージが表示されます。
EB-3362-L2C2の主な機能:
- DM&P 32-bit x86 Vortex86DX3 Dual Core 1.0GHz SoC
- 2GB DDR3-1600MHz オンボード
- SD card slot x1 (SD, SDXC), 1 Gbps LAN x1, 10 / 100 Mbps LAN x1, USB x4 (Front x2, Rear x1, Internal x1), Line out x1, RS-232 x2
- Auto Power On サポート
- PXE Diskless boot サポート
- DC +8V ~ +24V
- 0°C ~ +60°C 動作温度