以前の記事「ブータブルFreeDOS USBフラッシュドライブの作成」では、ブートディスクを使って FreeDOS を起動させることについて紹介しましたが、今回は SPI フラッシュディスクのイメージをファイルに保存するコマンドの使い方を説明します。
FreeDOS
FreeDOS はフリーソフトウェアであり、GNU General PublicLicense の条件に基づいてライセンスされています。 FreeDOS(以前の Free-DOS および PD-DOS)は、IBMPC 互換機用のフリーオペレーティングシステムです。 レガシーソフトウェアを実行し、組み込みシステムをサポートするための完全なMS-DOS 互換環境を提供することを目的としています。Windows上でのブータブル USB DOS の作成
- Rufus をダウンロードする https://rufus.ie/en/
- Rufus はインストールする必要はありません。 ダウンロードが完了したら管理者としてプログラムを実行できます
FreeDOS コマンドの紹介
ファイルの表示:dir
スロットの変更: X:
スロット内のファイルをコピー: copy file name file location
操作ビデオ
ターゲット・デバイス:
このセクションでは VSX-6154-V2 をターゲット・デバイスとして使用します。SPI フラッシュディスク・イメージをファイルに保存する手順:
- Rufus をダウンロードする
- BIOS セットアップに入り →Boot→Boot Setting Configuration を選択し、Onboard Virtual Flash FDD を Enable に設定します
- ディスクを挿入して、FreeDOS を起動します
- スロット A のファイルを表示します (FreeDOS コマンドを使用して)
➤ Command:A:
→ Command:dir
- スロット A から スロット C へ SPITOOL ファイルをコピーします
➤ Command:COPY SPITOOL C:
- スロット C へ 戻ります
➤ Command: C: - 下記のコマンドで external/internal SPI フラッシュディスク・イメージをファイルに保存します
➤ Command:spitool read xxx.img-external
/spitool read xxx.img/i-internal
結果:
VDX-6154-V2の主な機能:
- DM&P SoC CPU Vortex86SX- 300MHz
- 128MB/256MB オンボード DDR2メモリ搭載
- 4S / 2U / VGA / LCD / LAN / LPT / SPI / 16GPIO / IDE
- -20°C ~ +70°C 動作温度(-40°C ~ +85°C オプション)