[技術トピック] バッテリー放電による BIOS 設定リセット

この記事ではBIOS のリセットについて説明します。 BIOS のリセットは手動で設定されたパスワード保護のリセットや、ユーザーによる設定変更により BIOS にアクセスできなくなってしまったなどで使用されます。

Tips-11_image_battery_and_bottom_of board

BIOS とはなにか?

BIOS はマザーボードのメモリチップに格納されているソフトウェアです。 ブートやキーボード制御などの多くの基本機能を実行する方法をコンピューターに命令します。 RTC (リアルタイム クロック)、NVRAM (不揮発性 RAM)、または CMOS RAM とも呼ばれます。

ターゲットデバイス:

We will be using the VDX2-6554 to be the target device in this section.

BIOSリセットに使える方法:

  1. BIOS内で F9 を押して、デフォルト設定をロード
  2. ボードのブート中にキーボードの End キーを押す (ICOP の VSX および VDX シリーズ ボード)
  3. CMOS バッテリーの放電

BIOSをリセットする手順

  1. BIOS 設定が間違っているとボード上で異常な動作が発生する可能性がありますが、BIOS をリセットすることにより問題が簡単に解決する場合があります
  2. ワイヤーのような導体を使用して、オンボード ・バッテリーのプラスとマイナスを 3 秒間接続します (写真は VDX2-6554 の接点を示しています)>br>
    BIOS_screen
  3. CMOSメモリの電源が落ち、保存データが失われます
  4. BIOSに入り、設定が工場出荷時設定になっていることを確認します
    BIOS_screen

VDX3_6554

vdx3-6554の主な機能:
  • DM&P SoC Vortex86DX2-800MHz
  • 512MB / 1GB DDR3 オンボード
  • 4S / 2U / VGA / LCD / LVDS / LAN / LPT / SPI / Audio / 16GPIO / SATA
  • 動作温度範囲: -20 ~ +70°C / -40 ~ +85°C (オプション)