リモートディスプレイアプリケーションは、Windows XP Professional OSで利用可能なリモートデスクトップ機能と同様に、CE6.0デスクトップにリモートでアクセスする機能を提供します。
Windows Embedded CE 6.0 R3用のリモートディスプレイ・アプリケーションを使用する多くの場合、デフォルトの解像度は472 x 272に設定されます。リモートディスプレイ・アプリケーションを使用時に任意の解像度をサポートするようにコードを変更することで、解像度を変更できます。
Windows Embedded CE 6.0 R3
Windows Embedded CE 6.0 R3(CE 6.0)は、32,000の同時プロセスと各プロセスの2GBのメモリフットプリントを処理する機能を備えたハードリアルタイムオペレーティングシステムです。 CE 6.0は実稼働品質のデバイスドライバー、プログラミング・ライブラリ、及び開発ツールの豊富な組み合わせで、RapidApplicationDevelopment環境を提供します。 CE 6.0の詳細については こちらを参照ください。
Windows Embedded CE6.0R3のリモートディスプレイアプリケーションの解像度調整
ターゲット・デバイス - VDX-6354RD
この技術トピックで使用するVDX-6354RD SBCには下記の機能があります。
- DM&P SoC Vortex86DX- 800MHz
- 256MB DDR2 オンボード
- 4S / 2U / VGA / LCD / LAN / LPT / PWM / SPI / Audio / 16GPIO / IDE
- 動作温度範囲: -20 ~ +70°C / -40 ~ +85°C (オプション)
- オンボード 4MB SPI Flash Disk
- オプション: PCI-104 Connector
リモートディスプレイ解像度調整の手順:
WindowsPCが必要です。標準のデフォルト解像度は472x272で、以下は800x600のサンプルです。
- driver\display\nodisp\dispdrvr.c を編集します
a. In C:\WINCE600\PUBLIC\COMMON\OAK\DRIVERS\DISPLAY\NOPDISP
// change default display resolution
int DispDrvr_cxScreen = 800;//320;
int DispDrvr_cyScreen = 600; //200; - driver\display\nopdisp\wrap2bpp.cpp を編集します
a. In C:\WINCE600\PUBLIC\COMMON\OAK\DRIVERS\DISPLAY\NOPDISP
#define PALETTE_SIZE 4
RGBQUAD _rgb2bpp[PALETTE_SIZE] =
{
{ 0x00, 0x00, 0x00, 0 }, /* 0 */ /* Black */ \
{ 0x80, 0x80, 0x80, 0 }, /* 248 */ /* Dark Grey */ \
{ 0xc0, 0xc0, 0xc0, 0 }, /* 7 */ /* Light Grey */ \
{ 0xff, 0xff, 0xff, 0 } /* 255 */ /* White */ \
};
上記の手順を実行した後、Windows Embedded CE6.0R3のリモートディスプレイ・アプリケーションの解像度を正常に調整します。