[技術トピック] VDX3-6754でのBIOSリモートアクセス

このページでは、BIOSリモートアクセスの手順について説明します。

image_BIOS_remote_access.jpg

一部のデバイス、特にラックマウント用に設計されたシステムではシリアルポートからBIOSを設定できます。 デスクトップシステムとして使用することを目的としたマシンでは、シリアルポートからBIOSにアクセスできるものはほとんどありません。

シリアルポートを使用してBIOSを設定するには、ベンダーのドキュメントを参照してください。 一部のベンダーはこの機能を"コンソールリダイレション"と呼んでいます。 (Vortex86プラットフォームにおけるConsole Redirectionの使い方)

このセクションでは、VDX3-6754をターゲットデバイスとして使用します。

BIOSリモートアクセスの手順::

  • ICOPボードのCOM1とWindows PC COMポートをRS-232 null modem cableを使用して接続します。
  • BIOS設定 Advanced > Remote AccessEnabledへ変更します。

BIOS_setting

  • F10 > Enter と押して、BIOS設定を保存します。
  • Windows向けPuttyをダウンロードします: https://www.putty.org/
  • Windows PC上でPuttyを実行します
  • Puttyの設定:
    1. Connection type: Serial
    2. Serial line: COM1 (またはご使用PCのCOMポート)
    3. Speed: 115200

putty_setting

  • Openをクリックします
  • ICOPボードの電源を入れると、PCの画面で確認ができます

show_console_on_PC

上記の手順実行後、VDX3-6754でBIOSリモートアクセスが出来るようになります。

VDX3_6754

vdx3-6754の主な機能:
  • DM&P SoC Vortex86DX3-1GHz
  • 1GB / 2GB DDR3 オンボード
  • 4S / 2U / VGA / LCD / LVDS / LAN / LPT / Audio / 16GPIO / SATA
  • 動作温度範囲: -20 ~ +70°C / -40 ~ +85°C (オプション)