このドキュメントではWindows Embedded Compact7を完全に起動するためのBIOS設定を説明します。
マザーボード上のBIOS設定プログラムは、ホストコンピュータの起動時にシステムを再構成します。"Delete"ボタンを押すとBIOS設定画面にすばやくアクセスし、ユーザーの要件を満たすようにシステム構成を設定できます。BIOS設定には、メモリ・モデル、メモリ速度、外部設定、およびマザーボードで実行されるプログラムに関連する多くのオプションがあります。これらのオプションを変更するとマザーボードのパフォーマンスに影響を与え、不安定になる可能性もあるためBIOS設定を変更するときは注意してください。
Windows Embedded Compact 7
Windows Embedded Compact 7(旧称 Windows Embedded CE 7.0)は、Windows EmbeddedCEオペレーティングシステムの7番目のメジャーリリースです。
Windows Embedded Compact 7はWindows NTラインとは区別されたリアルタイムOSであり、産業用コントローラ、デジタルカメラやGPSシステムなどのコンシューマ向け製品、加えて車載情報システム等の企業固有のツールを対象とするよう設計されています。
詳細はダウンロード情報をOSサポート一覧ご参照ください。
対象デバイス
今回対象とする機器はvdx3-6754です。
BIOS Setup
Windows Embedded Compact 7を正しく起動するには、Windows Embedded Compact 7が完全に起動できるようにBIOSを構成する必要があります。
Delete
キーまたはDEL
キーを押してBIOSに入ります。 以下を確認し、太字と下線のいずれかを選択してください。
- Advanced ➔ IDE Configuration ➔ IDE Operate Mode ➔ Native Mode
- Advanced ➔ Serial/Parallel Configuration ➔ SB Parallel Port ➔ Disabled
- Advanced ➔ USB Configuration ➔ Legacy USB Support ➔ Disabled
* DOSを使用する必要がある場合は、レガシーUSBサポートを有効にすることを忘れないでください
上記の手順を実行すると、Windows Embedded Compact 7を正常にインストールできます。
vdx3-6754:の主な機能
- DM&P SoC Vortex86DX3-1GHz
- 1GB / 2GB DDR3 オンボード
- 4S / 2U / VGA / LCD / LVDS / LAN / LPT / Audio / 16GPIO / SATA
- 動作温度範囲: -20 ~ +70°C / -40 ~ +85°C (オプション)